「こころの科学118号」(日本評論社


特集が「自殺予防」。医療関係者や新聞記者などが寄稿していて、読んでいて実に興味深い。そもそもテーマが興味深いというのもあるけれども。
ところで、都道府県別に見ると自殺者の割合がワーストであるのが秋田県だそうな。しかも秋田だけではなく、自殺率の上位を軒並み東北地方が占めている。ふーむ、東北といえばストレスなどの自殺の要因とは無縁というイメージがあるのだが、そうでもないのか。原因が今ひとつ分かっていないそうなので、気になるところではある。
さて、中には当然のように大学生の自殺に関する記事もあった。学期の始まりと終わり、つまり、ちょうど今頃が大学生の自殺のピークなんだとか。そして学年別に見ると、四年生と五年生以上の割合が突出している。用意に予想できる結果ではある。