【その7】
準決勝(4人→2人)
ここでは「デマンドシグノ」の企画を引用しました。簡単に言えば、問題に下位から順に答えていき、正解できれば1位と入れ替わり、さらに正解した人より下位の人のポイントを減らせるというルールです。今さらですが、「出題順に勝敗が左右されない」ことを掲げてはいたのに、ここは明らかに左右されますね……この企画はどうしてもやっておきたかったので勘弁してくださいませ。


企画はまず1問目「北岡明佳(錯視図形の第一人者)」、2問目「額面広告」がスルーとなり、3問目「貴乃花(「痛みに耐えてよく頑張った」人)」で初正解が出ました。以降、難易度は高めでしたが誰か一人は正解するという流れで、スルーが連発しなくて企画者としては「ほっ」としています。20問目「野辺山駅(「鉄道神社」がある駅)」でUが残念ながら失格。さらに38問目「1969年(「読売サッカークラブ」が結成された年)」にてM氏が敗退し、決勝に進んだのはT君とM君という若手のお二人となりました。
それにしても、正直言ってこの展開は予想していませんでした。二人とも「クイズに強い」のは先刻承知でしたが、私のクイズのような傾向でも勝ってくるんですね。これがオールマイティということなのでしょう。うんうん。

【その8】
決勝:「ギミア風」
決勝は「史上最強のクイズ王決定戦」の決勝のルールを借用。ただし、難易度の都合でスケールはちょっと小さくなっています。早押しが5問限定で、ボードも合わせて10ポイント先取にしておきました。
まず前半の早押しは1問目「カブ(ホンダのバイク)」がスルーとなり、2問目「アフマディネジャド(イランの大統領)」をT君が初正解。さらに「フランス料理」「手帳」を正解して3ポイントを獲得。「野際陽子(「冬彦さん」の母親役)」「デスマーチ」のスルーを挟み、今度は「月光(鬼束ちひろの曲)」でM君が反撃を開始。続く8問目「レインボーブリッジ」をきっちり正解し、T君が3ポイント、M君が2ポイント持って後半戦に入ることになりました。


後半戦はカプセル風クイズ。本当はカプセルを用意したいのですが、そういうわけにもいきませんのでボードクイズという形式で行うことにして、迎えた後半戦第一問がこちら。

相対性理論で知られる科学者のアインシュタインが科学に興味を持つきっかけになったといわれる、彼が5歳の時に父親からプレゼントされたものとは何?

伝記では有名な話題かなと思いますが、ちょっと難しかったですね。
そういうわけで1問目「方位磁石」、2問目がスルーとなり3問目「上野動物園」で初正解。以降スルーはありましたが、着実に正解を積み重ねていきます。7問目「栗東トレーニングセンター」でM君がT君に並び、ここからは事実上5問先取のボードクイズとなりましたが、ここからなかなか正解が出ません。4問スルーになっては1問正解が出るという展開が続きました。言うまでも無く、決勝だけに難易度を上げたせいなんですけど。12問目「日野原重明」で両者正解して6ポイント。さらに「桂文枝」「トンネルの全長(「ゾーン539」の由来)」でT君が8ポイントでリードしたものの、続く「宗教上の理由(ガンケルプンズムが未踏峰である理由)」でM君が7ポイントに追い上げ。8対7ということで試合展開としてはかなり白熱したものになったわけで、さて、これからどうなるか……というところなのですが、続く2問が問題の都合により易しい問題だったため「太陽系」「松山千春」を両者とも正解。1点差を付けていたT君がそのまま逃げ切る形になり、優勝はT君に決定しました。
この時点で午後8時10分。休憩無しで開始から約6時間40分後、ようやく優勝者が決定しました。