柳田理科雄空想科学読本5」(メディアファクトリー


これは懐かしい。「Dr.柳田の科学的青春」以来すっかり著者の名前を見なくなったのでどうしているのかと思ったら、「空想科学読本」の方の続編が出ましたよ。これを最初に読んだのが中学生の頃だったので、思い出深い本なんですよね。まさか大学生になってまで読むことになろうとは。
さて、今回は雰囲気が今までと多少異なります。今回は技術面というよりは人物面に主眼を置いているようで、若干おとなしい内容になっています。テーマは「空想科学世界の気になる人々」なのだそうです。昔の著者なら作中で幾度と無く地球を崩壊させていたのに、今回はそんなことはありませんでした(例:「ゼットンの1兆度の炎で地球は霧散する」など)。全体的に、「〜は科学的には出来っこない」というより「〜はこうすれば科学的に可能になる」といった視点が多いような気もします。まぁ、もちろんオチはちゃんと付いてきますけど。

こういうセンスは割と好きなんですよね。自分で書こうと思って書けるものでもありませんし。
アンパンマン」のところを読んでいて気になったことがあったので、自分なりにまとめてみたのですが、あまり巧く書けないですね……下のエントリーで載せておきます。