• ウィリアム・パウンドストーン「大秘密」(ハヤカワノンフィクション文庫)

コカ・コーラの謎のレシピの正体は何なのか?」「ロールシャッハテストを受けて出来るだけ正常だと診断されるためにはどう受け答えすればいいのか?」「レコードを逆再生すると隠されたメッセージが聞こえるという噂は本当なのか?」「デビッド・カッパーフィールドの奇術のタネは?」「精子バンクに精子を提供しているノーベル賞受賞者とは誰なのか?」などなど、世の中にある様々な秘密を詳しく調査したエッセイ。なかなか読んでいて面白い。特に読心術のトリックなどはよく出来ているものだと感心しきり。

  • 黛まどか「知っておきたいこの一句」(PHPエル新書)

黛まどかといえばいわずと知れた女流俳人。これは彼女が選んだ約50の俳句について、俳人の生い立ちや他の作品などを引用しながら解説を施したもの。特に俳句の背景については細かく説明されているので、鑑賞という面では非常に役に立つ。たまには俳句も良いもので。