朝日新聞に週刊で連載されていたコラム集。前回読んだエッセイのように毎週一つのCMを取り上げて……といった形式があるわけではなく、ある時はいくつかのCMを肴にして、ある時は読者からのお便りを取り上げてといった具合である。ちょうど昭和が終わろうとする時代のことだから、山手線が「E電」として登場するなど、時代を感じさせる記述も多い。もちろん、CMというものが時代によって変遷していく様子も感じ取ることが出来る。
「いすずジェミニ」のCMなどは個人的に大好きであるので、こんな昔のCMだったのかと驚いたものだが、それよりも「このCMは見てみたい」と思う作品が多くて困る。最近はCMの特番も無くなってしまったから、昔のCMを観ようにも手段が中々無いもの。
面白いネタも拾ったのだけれども、それはまた別の機会に。

その名の通り、3手詰〜15手詰で実戦形の詰将棋が105問。実戦形であるから解こうと言う気は起こるのだけれども、可なり歯応えがあるので中々詰ませては呉れない。おかげで随分と解ききるのに時間がかかってしまった。どうやら十手を越えると頭の中で読みきれなくなってしまうようで、このあたりもまだまだ努力しなければならないところなのだろう。