2006-03-24 ■ 読書 羽生善治「決断力」(角川oneテーマ21) 決断力というタイトルながら、将棋における判断の類全体に関するエッセイ。これはなかなかのもの。 辻真先「仮題・中学殺人事件」(創元推理文庫) 冒頭で、「犯人はきみだ」と読者に宣言する異色作。こういうのは割と好きではある。 岡谷公二「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」(河出文庫) 躓いた石に魅せられ33年がかりで石造りの宮殿を建てた郵便配達夫の話。図版が豊富なところはありがたい。一度いってみたい気はするが、何せフランスだからねえ。 ところで、「河出文庫」を「かわいで文庫」と読んでいたのだが、「かわで文庫」であることが発覚。読みまつがい。