M氏に教えてもらって今日渋谷の書店で購入した。
副題は「日本の《異空間》探検マガジン」。内容はその名にたがわず、廃墟、神社仏閣、戦争遺跡、珍スポット……とB級のスポットを写真つきで細かく説明している。パラパラ見ていくだけでも面白い。ちょうど旅行に行こうと思っていただけに、ピッタリの「悩みの種」が出来た。どこから巡ろうかな。
とりあえず首都圏外郭放水路のサイトに行ってみたのだけれども、
http://www.g-cans.jp/kengaku/course/index.html
年末は公開していないらしく、年始も10日から。嗚呼、お役所仕事。こうなったら授業が暇なときを狙うしかないかな。この放水路は確か「ウルトラQ」の地底世界の撮影に使われていて一度見ておきたかったから、何とか平日に時間を確保しておかないと。

ハードカバーのときはためらったけれども、今回は文庫化したということで購入を決定。改めて読むと引き篭もりに付いて良く書けていることに気付く。本人が引き篭もりだったから当然なのだが。

第四話と第五話の「英雄達の国」は悲しくて好きだ。スコット隊の悲劇を思い出した。
ところで今更だけれども、この本はなんとなく血腥いシーンが多い気がする。これまで読んできたラノベがその傾向から離れていたから珍しく思えるのかな。
この本で最も好きなのは第六話「のどかな国」。言いようの無い無常観と牧歌的な雰囲気が両立しているあたりが素敵だ。