こどもにんぎょう劇場「パンを踏んだ娘1」
♪パンを踏んだ娘〜 パンを踏んだ娘〜 どこまでおーちーるー

インゲルは貧しい母子家庭に生まれた少女であり、わがままを言って母親を困らせてばかりだった。あるとき裕福な家の夫婦が彼女を見初め、夫婦の家でインゲルを預ることになる。何でも言う事を聞いてくれる両親を持ったインゲルはやりたいほうだい。
あるとき、義父母に「母親に会いに行けばきっと喜ぶだろう」といわれ、いやいやながらも土産の食パンを手に実家に向かうことになった。身なりも綺麗になったインゲルを近所の人はほめまくる。しばらく歩くと、母親が薪を背負って歩いてくるのが見えた。母親のみずぼらしい姿を見たインゲルは「やっぱりくるんじゃなかった」と吐き捨て、母親の元から去ろうとする。インゲルの姿に気付いた母親はインゲルを追いかけようとするが追いつけない。インゲルはしばらく走って小さな沼に至った。このまま歩けば靴が汚れてしまう。そう思ったインゲルは、お土産にもらったパンを沼に投げ込み、その上を歩いて渡ろうとする。しかしインゲルがパンの上に足を乗せた瞬間、インゲルはパンと共に沼の中に沈んでしまった。母親が追いついたときには既にインゲルは沼の中にすっかり落ちていた。インゲルの運命や如何に……?



これは怖い。シルエットの人形であるがゆえに怖い。そしてエンディングテーマが怖い。アンデルセン恐るべし。
しかもインゲルが沼の中に落ちていくところで終わっているものだから、後味が悪くてさらに怖い。今回は前編で、7日と11日に後編が放映される。これはもう、チェックしなければ。