あすか正太初恋マジカルブリッツ」(集英社
イラストが天広直人。それ目的の人がいるような気がしないでもない。
ストーリーはボーイミーツガールもの。魔法モノは詳しくないので、判断は保留しておこう。説明不足といえばそうなのだろうけれども、ストーリーの進行を妨げるほどではない。SFでも定義されないまま専門用語が使われることは多いし、問題はないだろう。
「〜のえる」シリーズもそうだけれども、ノリの良さは相変わらずなので、飽きずに読める。ところどころ全身がむずがゆくなるようなシーンがあるのもいつも通り。
ところで、帯のキャッチコピーには「女の子、読んじゃダメ」と書かれている。何故そうなのかは敢えて書かないほうがいいのだろうな。レディコミの現状を考えると気にしすぎのような気はするのだが………


それはさておき、あとがきが面白い。
編集長の経歴が「『プレイボーイ』グラビアページ担当→コバルト文庫担当」って。この取り合わせは一体……ここまで幅の広い人はなかなか見ない。