先日出た新刊。
今回は、祐巳由乃の妹がなかなか決まらないため、山百合会主催で茶話会を開いて妹候補になりそうな人を探すことが決まるところから始まる。内藤笙子の存在はすっかり忘れていた……あとで読み直そうっと。
それにしても引っ張るよね。「バラエティギフト」の由乃のエピソードからもう4冊目なのだけれども……そもそも、この作品はいつごろ次の年度の移るのだろうか。或いは永久に移らないままのような気もする。現在の薔薇様が卒業すると掛け合いが難しくなるだろうし。

筆者自身の俳句に関するエピソードと、芭蕉や子規に代表される俳諧の歴史について、豊富な俳句や短歌の引用を伴って紹介した本。
俳句はいいね。詠むことはできないけれども、読むことは嫌いではない。よくぞここまで綺麗な音を出すものだと思う。

こちらも先日出た新刊。
これで既刊の「総理大臣のえる」シリーズは完読ということになる。
今度はアメリカの大統領に14歳の少女が就任するところから始まる。まあ、例によって魔力持ちの猫のおかげなのだけれども。ストーリーは、そこからテロリストが出てきて云々といったところでテンポ良く進むのだが、漫画描き云々で二章使ったのは絵師さんへの配慮か。
この作品はストーリーが暴走しがちだけれども、今回は作者側も若干暴走していると思う。