小島あきらまほらば(1)」(スクウェアエニックス/S)
小島あきらまほらば(2)」(スクウェアエニックス/S)
小島あきらまほらば(3)」(スクウェアエニックス/S)


アニメ化もされていることも手伝って買ってみた。「鳴滝荘」というアパートを舞台にしたコメディ漫画である。
アパートを舞台にした作品は多くあるから、それなりにキャラクターに個性を持たせないと二番煎じにしかならないけれども、これはそういった点では巧く出来ている。言い方を変えれば「キワモノぞろい」ということなのだが。実際、アニメ化に伴って若干設定が変えられている。人格が変わるのはまだマシとして、事あるごとに首を吊ろうとする設定はまずかったようで。
3巻まで読んだ感想としては、基本的にまったりペース。多少シリアスになったとしても、結局はうまく収まっている。


で、3巻の最後にはオカルト研の部長が登場している。この手の漫画にオカルトマニアはありがちな設定ではあるけれども、そこにMな性格を混ぜてきたところが斬新といえば斬新か。

「もーしつこいですよー。この顔面蒼白オタクゾンビー」
「オタクゾンビ!?
…アあ…そのナイフのヨウに鋭ク抉ル雑言…!
モッと詰ッテ! モッとモッと私ヲ罵ッテ!!」

しかしあのオヤジギャグはどうかと。