先日、アマチュアから編入試験を経てプロ棋士になった瀬川氏の自伝。読み出すと止まらず、一気に読んでしまった。こういう経験は久しぶりだ。
子供の頃のライバルの話、奨励会に入ってからの苦闘、奨励会を退会してからの人生、そしてアマチュアとして活躍して編入試験を受けるまで。それらの波乱にとんだエピソードを読んでいると、自分の怠惰な生活が恥ずかしくなる。

一次予選で投稿作が全滅したときには凹んだのだが、通過作を見れば「ああ、こりゃ通るわ」と納得。来年こそ通りたいもの。それには言葉の使い方を磨かないとね。


「クイズ作りにはネタ本が欠かせない」と思ったわけではないけれども、久しぶりに雑学・サブカルチャー系統の本をまとめ読み。いろいろとネタが拾えた。

これは再読。「あくびを止める方法」は意外に重宝している。あくびが出そうになったら上唇をなめるとピタッと止まる。

  • ロム・インターナショナル「地下鉄びっくり!博学知識」(角川夢文庫)

「地下鉄をどうやって地下に入れるか」という問いの答えが意外に普通でちょっとがっかり。その代わり、他のところでネタが拾えた。

  • 町田忍「路上ポップドールのひみつ」(扶桑社)

ここから三冊は付箋紙をベタベタ貼りながら読んだ。「警察官人形の階級はすべて巡査」という記述があるのだが、裏が取れない。

日ペンの美子ちゃん」のライバルが「ワープロマイコ」、というのはどこかの問題集で見た覚えがあるのだが、どこだったかな……
個人的には「爆弾三勇士記念・森永ミルクキャラメル」というパッケージに時代の流れを見た。「正露丸」が昔は「征露丸」だったようなもので。

  • グループサイエンス21「20世紀の発明・発見博物館」(ワニ文庫)

発明・発見のこぼれ話を集めたようなもの。雑学本で既出のネタが多いので、それほど発見があったわけではないが、生活関連のネタには面白いものもちらほら。