• 米林昇輝「KOMA KOMA(2)」(講談社

将棋漫画だというので読んでみた。将棋漫画といえば「月下の棋士」を思い出すのだが、こちらは連載がマガジンだけあって、正しく少年漫画になっている。1巻を読んでいないので細かいところは分からないが、主人公の少年がたまたま将棋に出会ってプロを目指そうとするといったところから始まるようで、最初は自信たっぷりだったのだが同世代の相手にボロ負けし、どん底に沈んだものの一念発起。奨励会入りを目指すため、とりあえず研究会に入る……といったストーリーである。まあ、某囲碁漫画を連想してしまうのは仕方ないかな。ここには藤原佐為のようなキャラクターは登場しないけれども。


これを読んでいたら久しぶりに将棋を指したくなってきた。ここ数年、殆ど指していないから腕は落ちまくっているのだろうけど。
そう思って部屋の中を探してみたところ、盤は見つかったが駒が出てこない。はて、どこに遣ったかな。

説明するまでも無く「頭の体操」である。ただし、これは五十歳以上が読むために書かれているため、普段のようなイラストもないし、コラムの類も無い。問題は50問+αといったところで、ちょっと物足りない感もある。問題の前後に詳しい解説があるから、おそらく、そちらに重点を置いているのだろう。頭が固くなっていることが分かったら、次はどうするか、というわけだ。
それにしても、まだ半ばにも達していないと言うのに、どうして私はこんな本を読んでいるのだろうか。