三浦俊彦「心理パラドクス 錯覚から論理を学ぶ101問」(二見書房)


哲学や科学で見かける「〜のジレンマ」「〜のパラドクス」の類を101問集めて分類して細かい解説を付した本である。こうした話題は雑誌のコラムなどで取り上げられることは多いが、体系的にまとめられているのを見たことがなかった。最初に問題が提示されているのでそれを自分で考えるのもいいし、単に読みすすめて行くだけでも、自分の知らなかった論理の穴に気付くことが出来る上、自分がついつい「考え違い」に陥ってしまうことも分かってしまう。なかなか刺激的。