昨日の帰省の話。


前日にフレッチェトリコローリ(イタリア空軍のアクロバットチーム)の墜落事故のシーンを見ていたため、飛行機で帰省することに多少抵抗はあったが、新幹線のほうが事故の発生確率は高いということで結局飛行機に乗ることにした。
飛行機を予約する段になって気がついたのは、すでに自分がスカイメイトの資格を喪失しているということ。そういえばあれは二十二歳の誕生日までだった。スカイマークを利用したので他社より割安ではあったものの、去年より五千円ほど支払った額は上がっている。年はとりたくないもので。


飛行機のチケットはネットで取り、空港で券を受け取った。JALなどでは座席の位置をそれなりに指定できるのだがスカイマークはそれが出来ない。完全に向こう任せである。
チケットを受け取って機内に乗り込んだところ、ちょうど席が主翼のところだった。窓側にすわって景色でものんびり見ようかと思ったのだが、これでは翼しか見えない。
とはいえ今更どうなるものでもない。やむを得まいと座席に座ったところで、自分が座っている場所が映画「トワイライトゾーン/超次元の体験」の第四話でバレンタインが座ったのと同じ位置であることを思い出した。あれは飛行機酔いの薬を飲んだバレンタインがふと外を見たら、化け物が現れて主翼を破壊しているのが見えてしまって……というストーリーだった。どうでもいいことだが、あの化け物にグレムリンという名前がついていることは「古畑任三郎」第三シリーズの「雲の上の死」で知った。劇中には登場していないし、小説版にも出てこなかった記憶があるが、どこで命名されたのだろう。
で、「トワイライトゾーン」といえば、第一話の撮影中にビック・モローが墜落してきたヘリコプターに巻き込まれた事故があったことを思い出す。なんで離陸前に縁起でもないものばかり思い出してるんだ、俺は。


結局目的地には無事に着いたので、後の行程は書くほどのこともない。半年振りの実家は相変わらずだったけれども、実家の周辺に新興住宅の類がいくつも出来ているのには驚いた。そんなに需要があるのだろうか。