必修の授業のセミナーが終わったということもあって、教官と他のメンバーで打ち上げが行われた。
相変わらず私は基本的に聞き手の側にあったわけだけれども、そのぶんだけタメになる話をいろいろ聞くことが出来た。私の場合は、なかなかこういう機会がないから貴重な話である。


「在学中にひとり恩師に当たる先生を見つけるべき」ということを言われたのだが、これはもっともだと思う。ここで問題になるのは、そういう先生に巡り会う運があるのかということと、見つけ出せるだけの努力が出来ているのかということだろう。結局、運次第ということで終わってしまうと、「俺は運が悪かった」ということで終わってしまう。これではなんだか寂しい話である。かといって、努力すれば必ず見つかるのかと言うとそういう話でもないだろう。結局、その二つを兼ね持っている人こそが、いわゆる成功者になるのではなかろうか、などと思う次第。これはとくに教師に限った話ではない。他の場合に於いても似たようなことが言える。