一昨日読んだ本の続編。ここでは2002年から2004年の映画を取り上げている。
相変わらず面白いのだけれども、今度は私の知識ではついていけないような。そういえば最近の映画はあまり見ないから、勉強不足ということなのだろう。
で、途中で日本の映画料金が高いという話が出てくるけれども、そこは素直に同意。B級映画でも映画館に気軽に行けるようにならないものだろうか。レンタルビデオの影響もあるし、客足が遠のきがちなのは分かるけれども。
ここのところはアニメ業界がいい例で、「ジブリなら外すことは無いだろう」というので猫も杓子も「ハウルの動く城」を観にいってしまう。もう少し他の作品も見ておくべきではなかろうか。だから新海誠がなかなかメジャーにならないんだって。

殺人事件ゆかりの地を訪ねる「巡礼の旅」、殺人事件の歴史を紐解く「殺人を読む」、殺人にまつわる奇怪な出来事をあつめた「おかしな世界」の全三部からなる殺人の入門書。
第一部の旅行記が面白い。エド・ゲインゆかりの地を巡ってみたり、犯罪博物館を巡ってみたりして、なかなか足を運ぶ機会の無い場所を垣間見せてくれる。リジー・ボーデンの名前は初めて聞いた。まだまだ知らない事件が多い。切り裂きジャック二人目の犠牲者アニー・チャップマンが事件直前に飲んでいた飲み屋が「ジャック・ザ・リッパー」と改名していたとか。
日本の事件は取り上げず、海外に特化しているので、そこのところは注意が必要かもしれない。タイトルは物騒な気もするが、グロテスクなものでは無いので、そこは安心。

UFOを扱ったボーイミーツガールもののライトノベルである。
「その1」であるから中途半端なところで切れている。当然といえば当然だが。
で、この作品は小ネタが面白い。

「で、どうでした」
「どうもこうも、あんなちまちました弁当食ったうちに入るか」
「いやだからそうじゃなくて、話してみた感じとか」
「話にならん、ジェシー・マーセルの名前も出てこんようでは所詮おれの敵ではない」
水前寺さん、女の子が一生懸命作ったお弁当をふたりで食べているときに、あなたはなぜロズウェル事件の話をするのですか。

ロズウェルだけではなく、ケネス・アーノルドあたりのUFOベタな話題が出てくる。6月24日がUFOの日なのは彼が始めてUFOに遭遇した日にちなんでいるとか。