どうせ読みあげる機会も無いだろうと思って、長い間棚の中に仕舞い込んでいた「およそ3回愚問式」の冊子を読むことにしたのだが、何故か「手抜きコース」で自分の問題が採用されてしまっていることに気が付いた。これは喜んで良いのだろうか。いや、何が素直に喜べないかといって、改めてキーワードになる単語を検索してみたら2件しかヒットしなかったということで……ううむ。しかも判定が誤答になっている。何だか気まずい。


念のために説明しておくと、問題にした「大声オチ」というのはこんなオチである。

ある夫婦に子供が生まれたのだが、その子供はたいへん醜い容姿だったため、夫婦は湖に子供を突き落として殺してしまった。数年後のある夜、夫婦が夜道を歩いているとすすり泣く声がする。何だろうと思って声のするほうに近づいてみると、小さな男の子が泣いていた。
父「坊や、どうしたんだい」
子「父さんと母さんに殺されそうになったんです」
母「それは酷いことを。こんな可愛い子供を殺すなんて、ねえ」
父「そんな酷い事をする奴はとっちめてやらないとね。それで、誰がそんなことをしたんだい?」
子「僕を殺そうとしたのは……」
(ここで聴衆の誰かを指して)「お前だッ!」

怖がらせてオチにするのではなく、おどかしてオチにするわけである。