「尻怪獣アスラ」
監督:マーク・ピロー

主人公のウォルドーはさえない男。あるとき妻とビーチを訪れたところ謎のカエルに尻をかまれ、前立腺の異常で死にかける。医者に何とかしてくれと頼んだところ、日本人のワンムラサキ医師を紹介された。彼は手法は不明だがどんな病気でも治すという。死ぬよりはマシと思いさっそく彼のもとを訪れたところ、前立腺の異常をなくすため放射能物質の詰まった棒を尻に入れるという治療を行うことになる。ところが棒が折れて放射能物質が尻の中に充満。放射能の影響で彼の尻から生まれたのが尻の怪獣「アスラ」だった。まず浮気していた妻が浮気相手とともに犠牲になった。その後もアスラは夜な夜なウォルドーの体から抜け出し、ウォルドーがうらみを持つ者に対して殺人を繰り返す。やがて自分に嫌疑がかかっていると知った尻はウォルドーの体に別れを告げ、一気に巨大化して人々を襲い始め………

いつだったかネタにしていたので実際に見てみた。
これは予想以上にB級。まさにB級。B級としか言い様がない映画だった。とにかくセットが、CGが、ストーリーがひどい。ハリウッド映画でこのクオリティだったら座布団どころか座席ごと投げつけられそうな出来だった。
もちろん、そこが下らなくてB級っぽくて良いのだけれども。
タイトルから分かるようにこの映画は「モスラ」のパロディであるらしく、冒頭から小美人っぽい二人組みが「モスラの歌」っぽい歌を唄うシーンが登場する。ただ、この二人は本編には関係ないストーリーテラー。単におちょくっているだけ。
とりあえずバカ映画好きな人なら見ても損はないと思う。それくらいバカ展開だから。ただ、特撮映画好きには間違ってもオススメしない。