内閣官房「国民保護ポータルサイト
http://www.kokuminhogo.com/


国民保護というとどうしてもスイス政府が作った「民間防衛」という本を思い出すな。
高校時代、スイスは永世中立国なのだから軍隊も無いだろうなどとアホなことを考えていたところで読んだものだから、その衝撃のなかなかのものだった。民間人がいざという事態に巻き込まれたときにどう対処すべきか、細かく説明してあって読むだけでもためになる上面白い本だった。
ただ、それをいうなら「風の吹くとき」も思い出してしまうんだよね。「スノーマン」で有名なレイモンド・ブリッグズの絵本。老人の住む家の近くで核兵器が使用され、老人たちはマニュアルを読みながら核シェルターを作るなどして生き延びようとするのだが、結局助けの来ないまま死んでしまうという話。民間人で出来ることには限界があるからね。
それはさておき、まずはサイトの左側にある「国民保護に係る警報のサイレン音」を聞いてほしい。
普通のサイレン音とは明らかに違う。なんというか、変な音である。
サイレンといえば救急車やパトカーが使うものがおなじみだ。しかしこのサイレンはそれらのどれとも違う。知名度が今ひとつの状態で、こんなサイレンを流せば「なんだこの音は」と思われるのがオチのような気はする。とりあえず知名度を上げるのが重要だろう。