詰将棋第19日
まず問題の再掲から。

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│▲馬│__│__│__│__│一
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│__│▲飛│__│__│▽桂│二
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│__│▽香│__│▽銀│▽玉│三
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│__│__│__│__│▽歩│四
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│__│__│__│__│▲桂│五
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│__│__│__│__│__│六
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│__│▲馬│__│__│__│七
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持ち駒:桂

初手は2五桂で詰みそうに見えるけれども、2四玉、3二飛成、3三歩以下2三銀が邪魔でどうやっても詰まない。他にすることも無いということで、初手は▲4六馬。合い駒は桂で即詰むので打つわけには行かず、同香の一手。一見タダのようにも見えるけれども、ここで▲2五桂、▽2四玉と進めれば飛車の縦方向が効くようになっているので▲4五飛成と出来て、あまり見ない形ながらこれで詰み。
ということで、解答は▲4六馬、▽同香、▲2五桂、▽2四玉、▲4五飛成まで5手詰。
あまり初手の選択肢が無いというところが悩みなのだけれども、最終手の詰み方を見つけたときに意外に感じたということもあって、これはこれで。

いつだったか同氏の「心理パラドクス」を読んだけれども、これはその類書。ただ、「心理〜」が直感的な違和感のような心理面を重視していたのに対して、こちらは論理に重点を置いている。平たく言えば理屈の応酬である。
そんなわけだから、中身はかなり濃い。全部で問題が99問あるのだが、延々8ページに渡って一つのテーマについて甲論乙駁する場面もあるし、あっさり終わってしまう問題もある。テーマはかなり多岐にわたっているし、解説も丁寧なので、そういった意味では飽きない本である。

  • 森信雄「あっと驚く三手詰」(講談社

タイトルにある通り、三手詰の詰将棋が200問収められている。三手詰だからといって易しいとは限らない。これがなかなかどうして難しいのである。とはいえ、「三手だから」と思えば解く気は起きるわけで、そのあたりがちょうどいい。ちょっと前に購入して暇を見つけては解いていたのだが、ようやく今日になって解ききった。

全部一気に読んでしまいたいような、ゆっくり読んでいきたいような。
それにしても「本のソムリエ」というのは面白い。世の中に書評というものは個人レベルも含めて数え切れないほどあるけれども、個々人にあった本を選んでくれるというのは無いからね。他人の「私にとってこの本は面白い」というのが必ずしも自分にとって面白いというわけではないのは明らかなのだし。

積んでいる間に新刊が出てしまったということで、あわてて読んだのが3ヶ月ぶりの再会。話はあいかわらずゆっくり進んでいる感じ。白地図というのは面白い喩えをもってきたね。

今日のQMA3
0-0-1-0#0-1-0


今日は2クレだけ。なかなかメモリが上がらないのだが、これも賢者からみればまだまだ甘いのだろうな。1クレ目は何とか決勝に残ったものの問題との相性が悪くて3位どまり。続く2クレ目は連想クイズでW杯の問題を単独誤答し、これが後を引いて予選落ち。オリバー・カーンって2002年大会の人だったのか……もうごちゃごちゃしてきたな。